矯正歯科(歯列矯正)について
矯正治療とは、悪い噛み合わせや歯並びを治す治療のことで、矯正装置を用いて、歯に一定の力を加えることにより、人工的に正しい位置まで動かし、上顎と下顎の歯並びを整え、正常な噛み合わせにします。
噛み合わせが悪いと、歯がよく磨けず、虫歯や歯周病になりやすかったり、よく噛めないため胃腸に負担がかかったりします。
歯並びを整えると、こうした問題が解決するとともに、見た目が美しくなる、正しい発音が出来るようになるなど、良い影響がもたらされます。
以下のような症状はありませんか?
- 下の前歯が、上の前歯よりも前に出ている(下顎前突)。
- 上の前歯が、前に突出している、または下顎が後退している(上顎前突、下顎後退)。
- 犬歯が飛び出し、歯列からずれている(八重歯)。
- 歯を咬み合わせた時に、前歯が咬み合わずに開いてしまう。
――以上のような症状が当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
子どもの矯正治療
小児の場合、歯並びが悪いと、虫歯や歯周病になりやすくなるのはもちろん、正しい顎の成長の妨げになったりもします。
大人と違って、成長過程にある子どもの矯正の場合は、始めるのに適した時期があります。子どもの歯や顎は柔軟性が高いため、歯列矯正の効果が大きく、歯も移動させやすいものです。当院では歯並び矯正によりお子様に正しい咬合誘導を行います。
乳歯から永久歯に生え変わる時期、つまり小学校に上がる頃に始めると、永久歯が生え揃っていないため、矯正に必要な歯のスペースを十分に確保することが出来ますし、ある程度、顎の成長をコントロールしながら矯正を行うことが出来ます。そのため、治療もスムーズに進みます。
小学校に入って、歯並びや顎の噛み合わせで異常がある場合は、早めに矯正を始められるよう、お勧めいたします。
お子さんの歯並び矯正について、お口の状態、成長に合わせた治療法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
当院では以下のような矯正治療も行っております
● マウスピースによる矯正治療(インビザライン)
インビザラインは、従来のブラケットやワイヤーを使用する矯正装置と違い、装着していても外見上ほとんどわかりません。
自分で脱着可能なのが大きな特徴で、食事も歯磨きもいつも通り出来ます。
透明な取り外しの出来るマウスピースのような矯正装置を治療中の歯の動きに合わせて、順々に取り替えて治療していきます。ブラケットやワイヤーは使用しません。ほぼ2週間に1度のご来院時に、透明な薄いマウスピースをお渡しいたします。
このマウスピースを、食事と歯ブラ シ中以外の1日20時間以上装着することによって歯の移動が起こります。
マウスピースは、2週間ごとに交換しながら治療を進めていきますが、1つのマウスピースで、0.3mmずつ歯が移動するように設計されています。
使用するマウスピースの数は、難易度などにより異なってきますが、1人あたり20~60個の範囲です。
装着してもほとんど目立たず、必要に応じて取りはずすことが出来ます。